アスファルトとコンクリートの違いは?費用と耐久性から選ぶの画像

アスファルトとコンクリートの違いは?費用と耐久性から選ぶ

駐車場の舗装において、アスファルトとコンクリートのどちらを採用するかは、初期費用と将来の維持管理費を左右する重要な決定事項です。

両者は単価や耐久性、施工期間に明確な違いがあり、敷地の広さや用途によって適性が異なります 。

本記事では、それぞれの特性を定量的に比較し、コストと機能の両面から最適な選択を行うための判断基準を解説します 。

この記事を読んでわかること
  • アスファルトとコンクリートの費用単価および耐久年数の具体的な違い
  • 一般住宅にはコンクリート、広い敷地にはアスファルトが適している根拠
  • 初期費用だけでなく維持費や快適性を含めた総合的な選び方の基準

1.【結論】一般住宅なら「コンクリート」、広い駐車場なら「アスファルト」

駐車場の舗装材を選ぶなら?

おすすめ

一般住宅なら

コンクリート

おすすめ
P

広い駐車場なら

アスファルト

駐車場の舗装材を選ぶ際、最も基本的な判断基準となるのが「施工面積」と「用途」です。それぞれの素材が持つ特性から、一般的に以下のような使い分けが推奨されます。

一般戸建て住宅(駐車場1台~3台程度):コンクリートが適している

見栄えが良く、耐久性が高いため、長期的なメンテナンスの手間が少ない点が重視されます。狭い範囲での施工では、アスファルトの単価メリットが出にくいという事情もあります。

店舗・アパート・工場(広い敷地):アスファルトが適している

施工面積が広い場合、単価の安さが総工費に大きく影響します。また、施工期間が短いため、営業や利用への影響を最小限に抑えられる点がメリットとなります。

▼あわせて読みたい

建設業界では施工管理技士の資格が転職やキャリアアップに有利です。1級と2級の違いや最短取得法、年収アップの方法を詳しく解説しています。

施工管理技士補とは?転職で年収アップする方法を解説
施工管理技士補とは?転職で年収アップする方法を解説
施工管理技士補で転職成功!年収アップ実現の5つのメリットと最短取得法解説。建設業界特化の転職戦略で理想のキャリアを実現しませんか。
https://kensetsu.colorful-career.jp/media/contents/an-assistant-construction-management-engineer/

2.一目でわかる!アスファルトとコンクリートの違い【比較表】

一目でわかる!アスファルトとコンクリートの違い

アスファルトとコンクリートの主な違いを、費用、耐久性、工期などの観点から整理しました。それぞれの数値は一般的な目安であり、現場の状況や施工業者によって変動します。

比較項目アスファルト舗装コンクリート舗装
平米単価(目安)約5,000円 ~約10,000円 ~
総額目安(2台分/約30㎡) 約15万円 ~約30万円 ~
耐久年数10年 ~ 15年30年 ~ 50年(半永久的)
初期費用安い高い
メンテナンス頻度高い(窪み、ひび割れ補修が必要)低い(ほぼメンテナンスフリー)
工期短い(施工後数時間で利用可)長い(養生期間として約1週間必要)
デザイン性低い(黒一色になりがち)高い(目地、洗い出し等が可能)
熱耐性低い(夏場は高温になりやすい)高い(表面温度が上がりにくい)
■建設業界で専門知識を活かしませんか

駐車場舗装やコンクリート工事など、建設業界には専門知識を活かせる多彩な職種があります。カラフルスタッフィング建設では、土木・建築分野の求人を幅広くご用意。あなたのスキルに合った最適な職場をご紹介します。

カラフルスタッフィング建設へのお問い合わせはこちら

3.アスファルト舗装とは?安さと工期が魅力

アスファルト舗装とは?安さと工期が魅力

アスファルト舗装は、石油精製時に生じるアスファルトと骨材(砂利や砂)を加熱・混合したものを敷き詰め、ローラーで転圧して固める工法です。日本の道路の9割以上で採用されている一般的な舗装方法です。

参考:ニチレキグループ|アスファルトの基礎知識

アスファルトのメリット

  • 初期費用が抑えられる
    材料費が比較的安価であり、施工の手間もコンクリートに比べて少ないため、平米単価を低く抑えることが可能です。特に面積が広くなるほど、このコストメリットは大きくなります。
  • 排水性と静音性に優れる
    透水性アスファルトを使用することで、雨水を地中に逃がし、水たまりができにくくなります。また、走行音が静かであることも特徴です。
  • 工期が非常に短い
    冷えれば固まる性質を持つため、施工終了後、数時間程度で車両の乗り入れが可能になります。工事による駐車場の利用制限期間を短縮できます。

アスファルトのデメリット

  • 耐久性が低く、メンテナンスが必要
    コンクリートと比較して柔らかいため、重量がかかり続けると窪みが生じたり、経年劣化によるひび割れや剥がれが発生したりします。一般的に10年程度での打ち替えや補修が必要となります。
  • 夏場の表面温度が高くなる
    黒色であるため熱を吸収しやすく、夏場は表面温度が非常に高くなります。照り返しの熱気を感じやすくなる要因となります。

費用の目安と向いているケース

平米単価の目安は約5,000円からですが、施工面積が狭い場合や重機の搬入が困難な場合は割高になる傾向があります。

50平米以上の広い駐車場や、初期投資を抑えたいアパート経営、早期に利用を開始したい店舗駐車場などに適しています。

4.コンクリート舗装とは?耐久性とデザイン性が魅力

コンクリート舗装とは?耐久性とデザイン性が魅力

コンクリート舗装(土間コンクリート)は、セメント、水、砂、砂利を混ぜ合わせたコンクリートを流し込み、平滑に仕上げる工法です。強度が高く、一般住宅の駐車場として最も普及しています。

参考:扇矢工事株式会社|コンクリート舗装の特徴とメリット・デメリット

コンクリートのメリット

  • 極めて高い耐久性
    非常に硬く強度があるため、適切に施工されれば30年から50年以上持ちます。ひび割れ(クラック)対策など、適切なメンテナンスを行えば、長期間にわたり使用可能です。
  • 夏場でも熱くなりにくい
    白っぽい色をしているため光を反射しやすく、アスファルトと比較して表面温度の上昇を抑えられます。住宅周辺の熱環境への影響が少なくなります。
  • デザインの自由度が高い
    目地(スリット)を入れるデザインや、砂利を露出させる「洗い出し仕上げ」、タイルとの組み合わせなど、建物の外観に合わせたおしゃれな施工が可能です。

コンクリートのデメリット

  • 初期費用が高額になる
    材料費に加え、鉄筋(メッシュ)の設置や左官職人による仕上げ作業など工程が多く、人件費もかかるため単価が高くなります。
  • 利用開始までに時間がかかる
    コンクリートが十分な強度に達するまで固める期間(養生期間)が必要です。施工後、季節にもよりますが約3日から1週間程度は車を停めることができません。

費用の目安と向いているケース

平米単価の目安は約10,000円からです。初期費用は高くなりますが、長期的なメンテナンスコストがほとんどかからないため、長く住む戸建て住宅においては、トータルコストで有利になるケースが多く見られます。

5.適切な判断のために!検討すべき5つの基準

アスファルトとコンクリート、
迷った時の5つの比較ポイント

01

「初期費用」だけでなく「維持費」で比較する

02

住環境への影響を考慮する

03

見た目やデザイン性を考慮する

04

メンテナンスのしやすさで検討する

05

駐車場舗装はプロにお任せする

どちらを選ぶべきか迷う場合は、以下の5つの視点から優先順位を整理することをお勧めします。

①「初期費用」だけでなく「維持費」で比較する

目先の工事費だけで比較するとアスファルトが有利ですが、15年、20年というスパンで考えると結果が異なる場合があります。

アスファルトは途中で補修や再舗装の費用が発生する可能性がありますが、コンクリートは初期投資後の出費がほとんどありません。

どれくらいの期間、その土地を使用するか」という時間軸での検討が必要です。

②「夏場の暑さ」と「照り返し」の違い

住環境への影響を考慮することも重要です。

南向きの駐車場でリビングの窓に近い場合、アスファルトの蓄熱が室温上昇に影響を与える可能性があります。一方で、コンクリートは白いため、太陽光の反射(照り返し)が眩しく感じる場合があります。

建物の配置や日当たりを考慮した素材選びが求められます。

③「見た目・デザイン」へのこだわり

家の外観(エクステリア)の一部として駐車場を捉える場合、デザイン性は重要な要素です。

無機質な印象を避けたい、アプローチをおしゃれにしたいという要望がある場合は、加工の自由度が高いコンクリートが適しています。アスファルトは機能重視の実用的な外観になります。

④「汚れ・タイヤ痕」のメンテナンス

日常の汚れ方にも違いがあります。

コンクリートは白いため、タイヤの摩擦痕(黒い跡)や油汚れが目立ちやすいという特徴があります。高圧洗浄機などで清掃が可能ですが、美観を保つには定期的な手入れが必要です。

アスファルトは黒色のため汚れは目立ちにくいですが、油分で溶ける性質があるため、オイル漏れなどには注意が必要です。

⑤DIYでの施工は可能か?

費用削減のためにDIYを検討するケースがありますが、駐車場舗装に関してはプロへの依頼を推奨します。また、「もっと安く抑えたい」という場合は、舗装ではなく「砂利敷き」を検討するのも一つの選択肢です。

アスファルトは高温の材料を扱う危険性と、平坦に転圧する専用機械が必要です。コンクリートは水勾配(排水のための傾斜)の計算や、迅速な均し作業に高度な左官技術が求められます。

施工不良は水たまりや早期のひび割れの原因となり、修正には多額の費用がかかります。

▼あわせて読みたい

建設業界への転職を考えている方に、おすすめの転職エージェント10選と失敗しない選び方を紹介。業界特化型のエージェント活用で理想のキャリアを実現する方法を解説します。

建設 転職エージェント10選!失敗しない選び方と戦略的活用術
建設業界の転職を成功させる特化型エージェントを徹底比較。年収アップ、未経験からの挑戦、優良企業を見極める選び方を解説。
https://kensetsu.colorful-career.jp/media/contents/construction-recruitment-agency/

6.用途と費用対効果で選ぶ最適な舗装の結論

駐車場の舗装材選択は、敷地面積や使用目的、予算の優先順位によって最適解が異なります。

一般住宅では耐久性と意匠性に優れるコンクリートが、広大な敷地や初期コスト重視の場合はアスファルトが適しています 。

目先の費用だけでなく、将来的な補修頻度や日々のメンテナンス性も考慮することが重要です 。

それぞれの特性を理解し、複数の専門業者から見積もりを取り、「トータルコスト」と「提案内容」を比較検討することが、失敗しない駐車場づくりの近道です。

あなたに合った
求人を見つけよう!

転職・求人情報はもちろん、
転職のノウハウなどお役立ちコンテンツで、
あなたの転職活動をサポートします。